うつレポ

うつでしんどい人を見下していると、自分に跳ね返ってくるよ

他人の批判は自分に跳ね返ってくる

うつ病なんて自分には関係ない、そう思っている人だって、うつになる可能性はあります。
うつで休んでいる人に向かって、甘えだ!逃げだ!と見下していると、いざ自分が当事者になった場合、その攻撃がすべて自分に跳ね返って苦しむことになりますよ。

今日は自分のケースも織り交ぜながら、そんな人が陥るケースについて書いていきます。

仕事がテキパキできる人へ迫るうつの魔の手

今までテキパキできていたことに、時間がかかるようになってきました。
疲れてんのかな、俺。
そんな風にやり過ごしているうち、今までしたことがないような、つまらないミスも目立つようになってきました。見直しをより丁寧にしてても、ミスが出てしまいます。
だんだん自分で自分が信じられなくなってきます。
それが作業レベルから、判断を必要とする場面で正しい判断を下せなくなってきてしまいました。

疲れが全然とれず、エネルギーの枯渇を感じつつ、仕事へのねばりがなくなっていきます。
胃の調子が悪く、食事も今までの量では残してしまうようになってきました。

自分が担当する業務でミスは許せないし、納期を守れないなんてことはあってはならない。
それでもなんとか、深夜残業などもしてなんとか納品に間に合わせることができました。

休みをとって温泉にでも行くか。

それでスッキリした気分となって、元に戻れれば御の字です。
しかし。いつまでたってもテキパキ仕事をこなす自分に戻れなかったら?
焦ると思います。自分のスペックダウンを認めるなんて、そう簡単じゃありません。

やがて朝起きることができなくなって、定時に出社できなくなってきてしまいました。
カラダが重くて行動にうつすことがなかなかできず、なかなか家を出ることができないのです。
毎日遅刻のバツの悪さを味わうことになってきます。
栄養ドリンクを飲んでも、とれない疲れ。得体の知れないカラダのダルさ。

もし周りにメンタルをやられている人がいたら、もしや俺も?と気がつくはずです。
でもきっと、バリバリ働いてきた人にとって、メンタルの問題で仕事ができない人というのは、仕事に対する意識が低いやつとか、甘えているやつといった、見下し方をしてしたかもしれません。
まさか、俺はあいつと同じなんかじゃない。あいつみたいに弱くなんかない!

ググれよ、お前!
うつは誰でもかかる可能性のある病気です。

今まで他人には無関心で、メンタルを病むというのがどういう状態なのか、知ろうともしなかったでしょ?
さんざん見下してきたその思いは、ブーメランとなって自分に突き刺さってくることになりますよ!

休職している間に、人間が変わるはず

専門医から「うつ病」の診断をうけ、休職することになったとします。
仕事の前線から撤退を余儀なくなれたことで、挫折感に打ちのめされているかもしれません。
それ以前に、バリバリ仕事をこなすことができず、ミスも多く、正しい判断もできない自分に、すっかり自信を失ってしまっているかもしれません。

まずは休職している間、じっくり自分を見つめ直す時間を与えられたと思って、なにがいけなかったのかを思い返してみましょう。
同時に、自分にふりかかっているこの病気が、どういうものなのかをしっかり学びましょう。
いきなり専門書でなくても、漫画になっているものでもいいと思います。

働き方改革なんてクソ。綺麗事を言ってみたって、働いて売り上げをあげなければ、収入アップにつなげられないじゃないか。

そんな想いも、人が働いている時間になにもできない自分を、なんらかの形で受け入れていくうちに、変わっていくはずです。
生活費を稼ぐ為に仕事は必要。でも、それだけでいいのか?
自分が長期にわたってこんな状態のままだとしたら、そもそも働くことなんてできないじゃないか。

無理をしすぎない働き方。効率のいい仕事の進め方。
そういうことも考えるようになるかもしれません。

職場に復帰する段になって

やがて休職期間も終わり、会社に復職することが決まった時、あなたの内面はどうなっているでしょう。
たぶん、不安でいっぱいになっているのではないでしょうか。
うつの症状は抑えられているとはいえ、完全に治ったかどうかはわからないものです。
時々体調不良に襲われて、寝込む日があるかもしれません。こんな状態で元のように働けるようになるのか?

休職期間が終わりに近づくにつれ、また体調を崩す人は少なくありません。

職場への復帰は、段階を踏んで、少しずつ慣らすようにしていくべきなのですが、そのようなプログラムがない会社も多いはず。

不安と緊張で迎えた復帰初日、またここで働ける喜びをどれほどの人が感じられるでしょう。
かつての自分がそうだったように、偏見の目で見られるのではないか。病気に無知な上司が、今の自分にはやれそうもない仕事を振ってきやしないか。とアウェイ感を味わうのではないでしょうか。

なにより、休職期間で身についたゆっくりした時間が、職場のペースとかみ合わず、ひたすら疲れてしまうかもしれません。

自分に自信がない。
期待に応えたいのだけど、それだけのパワーが今の自分にはないのを痛感してしまいます。

自分で自分をコントロールできないカラダの不調や、意欲の喪失を経験した後では、仕事をやりきる自信が持てなくなってしまうのは、仕方ありません。
能力がスペックダウンしてしまっているのです。
そして、再発がこわい。またあの苦しみに戻るのはいやだ。という思いも強いはずです。

自分中心でいきましょう。健康第一でいいじゃないですか。
体力が戻っているのなら、自分とうつ病とを同一に考えずに切り分けて、できることを積み重ねながら、自信を少しずつ積み上げていけばいいのです。
人間が丸くなったな、と言われるかもしれません。
もっと自信をもって行動してただろう?と人の変わりように意見する人もいるでしょう。

気にしない、気にしない。以前の自分と今の自分は、入れ物は同じでも違う人間なんです。
過去の自分と比較するのもやめた方がいいです。もちろん他人ともね!

うつ病に一度かかってしまうと、うつ病スイッチの存在がいつまでも残り、気をつけて生きていかないと、再発という罠がまっています。
一度かかったらもうならないという病ではないのです。
だから、生きていこうと思ったら、うつと折り合いをつけながらやっていくしかありません。


今回はざざっとですが、会社員がうつになった場合のケースを紹介しました。
上司のパワハラでうつになってしまった場合とは、状況が異なると思いますが、これもまたケースの1つだと考えてください。

結局なにが言いたかったのかといえば、二度とメンタルを病んで苦しんでいる人を見下したり、バカにしないでほしいということです。
他人への批判は、結局自分に跳ね返ってくる。
肝に命じておかないと、です。

ABOUT ME
二ゴ
うつ病になったのは10年前。それから復職、再発の休職を繰り返し、気づけばもう50代。元の自分に戻るのではなく、別の新しい自分にならなきゃともがいて生きてる最中ですけど、同じようにシンドイ思いをして生きてる人にむけて、少しでも励みになりたいとブログを始めました。