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マルチタスクできない人はダメな人なの?

マルチタスクができない人はダメな人なの?

複数のことを同時に処理することをマルチタスクといいます。
元々コンピュータで作業を同時処理する能力のことを指していましたが、のちに人間の同時処理能力のことも言うようになりました。

昔のパソコンはシングルタスクだったんです。1つ1つの作業を終えてからでないと、次の作業にかかれない。いまのパソコンは、バックグラウンドで何か処理させながら、その処理を中断させずに別の作業もできるマルチタスクが当たり前になってますよね。

人間の場合。電話で会話しながらパソコン画面のメールに目を通すなんてことは、多くの人が意識せずにやっているマルチタスク。
そして多忙なビジネスマンは、同時にいくつものプロジェクトにかかわって進行させています。

世の中には器用に複数の作業をこなすことができる人もいれば、1つ1つの作業にかかりきりになってしまう人もいます。僕は後者の方なんです。

今日はマルチタスクな人について書いていきます。

マルチタスクができない人

お料理できる人ってマルチタスクな人だなって思います。
何品もある料理を同時にテーブルに乗せるための段取りと時間の読みは、すごいです。ぱちぱち。
小さいお子さんを育てているお母さん、お父さんもすごいです。やることが次から次へですもんね!

日常のお仕事でも、数々の要件を抱えているのに、確実にこなしていく人がいます。
1日単位でみると、その人は同時処理能力が高い、マルチタスクな人と言えるでしょう。
そんなマルチタスクな人から見ると、マルチタスクができない人というのは、なんらか問題のある人、能力が低い人となりますよね。
たとえば…

  1. 1つ1つの案件にかかりきりになる、こだわりの強さが問題
  2. 失敗を恐れるあまり、1つ1つを確実に済ませてからでないと次に行けない性格が問題
  3. 案件が立て込むと頭が混乱し、自分の能力における作業と時間の交通整理ができないことが問題
  4. モチベーションが低く、注意散漫で、忙しがっているだけでなにも処理できないことが問題
  5. とにかく不器用で、要領が悪く能力が足りないことが問題

さて。これは、業務にどれほどの影響を与える問題なのでしょう。

業務によっても違ってきます。
ルーティン化された作業であれば、続けていくうちに慣れと効率性がわかってきて、確実でありつつ同時に処理していくことができるでしょう。結果業務がスピードアップして、量をこなすことができるようになってくる。

でもクリエイティブであったり問題解決を目的とした業務であるなら、1件1件アプローチの方法が異なります。多くの案件を同時に少しずつ進行させるよりも、1件ずつまとまった時間をとって結果を出していった方が、最終的には進行を早めることができます。
僕の場合1)2)が多いです。1つのことにかかりきりでないとその業務に必要なテンションが保てない、中途半端なところで別のことに取りかかってしまうと何かしら忘れてしまうことがあって、ミスを産む不安がある。

器用ではない自分をわかったうえで、きちんと業務に応じていきたいと思ったら、マルチタスクができない人になっていたのです。

マルチタスクの罠

コンピューターのマルチタスク化はどんどん進んでいきますが、人間はどこまでマルチタスク化できるのでしょう。

心理学者が言うには、人間はマルチタスクをしている時、脳の別々の領域が活発となり、高速で頻繁に切り替わりながら処理を行っているのだそうです。
その際、各々の処理に集中することができず、能力が大幅に低下することがわかっています。

ただし、音楽を聴きながら作業を行うのは、脳の全く別の領域が担っているため、能力低下には関係ないばかりか、マルチタスクとも言わないそう。
同じように、ながら処理をしている場合、片方は無意識にできる習慣化された運動である場合が多く、マルチタスクとは言わないものが多いんだって。

ところで、マルチタスクな人であっても、同時にいろんなことをしているワケではないんだってさ。短時間で1つずつを集中してこなしているだけで、コンピュータ的なマルチタスクができているのではないそうなんです。
そう、人間の脳はマルチタスクに非対応で、ひとつのことにしか集中できないのです。

それどころかマルチタスク非対応の脳でマルチタスクを続けていくと、脳を損傷する重大事になる可能性があるんだそう。
脳のスイッチを頻繁に切り替えるとエネルギーを大量に消費します。疲れやすく、イライラしやすくなって、判断力は落ちていきます。
それじゃメンタルやられちゃいますね…。

マルチタスクをやめた方が効率はアップする

今はマルチタスクで何かを成し遂げようとするよりも、1つ1つを確実に片付けていったほうが仕事効率はあがる、と言うのが定説のようです。
ついついマルチタスクに走ってしまう人には、次のような習慣をつけるようアドバイスされていますよ。

  1. パソコンのデスクトップには、現在進行中のフォルダだけを置く
  2. 集中できる時間を確保するため、社内チャットやメールチェックは、作業の区切りになるまで見ない、返信しない
  3. 25〜30分徹底的に1つのことに集中して、5分休憩するパターンを身につける
  4. 集中を妨げる物事を周囲から遠ざける

自分がやっていることって、もしかして正しい方向なのかも?
脳を無理に酷使するよりも、自分の能力にあったやり方がシングルタスクだってことを、知らずに実践していたのかもしれません。

それでも、同時にいろんなことに対処しなくてはならないことが普通に起こります。
正直、パニクります。焦ります。
鎮まれ、自分。焦ってもミスを起こすだけでロクなことにはならない。

そんな時、自分でイメージするのは、昼時のほか弁屋さんの対応です。

次々と舞い込む注文。効率を考えて、同じ注文だけをまとめて対応しようとすると、何かしらミスが起きてしまう。だから1つ1つ先に入った注文から、確実に作り上げていく。
結局それが一番効率的だということ。

結局1つずつ順番に片付けていくしかないんですね。
つまり、それが必要な能力かな? テーブルに同時に料理を出す、お料理が得意な人の感覚的な…。

ABOUT ME
二ゴ
うつ病になったのは10年前。それから復職、再発の休職を繰り返し、気づけばもう50代。元の自分に戻るのではなく、別の新しい自分にならなきゃともがいて生きてる最中ですけど、同じようにシンドイ思いをして生きてる人にむけて、少しでも励みになりたいとブログを始めました。