2019年の大晦日です。みなさんはどんな1年でしたか?
元号が令和に変わった日が、まるで昨年のことのように昔に思えてしまいます。その後、台風豪雨による災害やラグビーワールドカップの熱狂など、強い印象を残す出来事があったからでしょうか。
ここ数年、決まって1月後半から3月にかけて冬季うつの症状が出てしまい、打ちのめされてきました。
このまま次の冬もやられっぱなしなのか。もうこりごりだ。
対策を打つためにも、もっと自分の病気のことを学んで、継続していけるよう経験と学習結果を残すブログをはじめよう。
それがこの「ホイッといこう!」というブログです。
面白くてリピートしたくなるようなタイプのブログではありませんよね。
でも、もしどれかの記事が、同じようにうつでツラかったり、しんどい思いをしている人の役に立つことができたのなら嬉しいです。
さて、私にとっての2019年はといえばーー
ブログのおかげでいろいろ学ぶきっかけを得て、冬季うつの時期を過ぎたあと、何週間も会社に出られないということはありませんでした。
でも、しんどかったな…
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うつ症状はすぐそばに潜んでいるから
うつは、症状がある時期と抑えられている時期の波があって、症状が出てなくとも、油断してるとまた症状が出てしまうとかもいう不安がつきまといます。
何日もダメな日が続くことはないにしても、気圧の変化が激しい時や季節の変わり目には、体調の悪い日がピンポイントでやってきます。健康な人にはわかりにくいかもしれませんが、そういうものなんです。
私の場合、冬の期間でなくても、朝から午前中いっぱいにかけて体が動けない状態が、しょっしゅうあるんですよね。
仕事が詰まっていたり、打ち合わせなどで朝から活動しなくてはいけない日は、多少の体調不良があっても会社に向かうことができます。
1日、2日の無理なら、気力を寄せ集めればなんとかなります。そのあと、ぐったりきちゃうのですが。
うつにストレスは禁物ですが、仕事が多少詰まってるくらいのほうが、テンションを保てるのかもしれません。
体調が悪くてダメダメな日は仕方ないときっぱり諦めるかわりに、やれる時にはやれるだけ仕事をしようと割り切りができるようになりました。
自分のエネルギー残量をコントロールするのは難しいんですけど。バッテリーでいえば、充電しても100%にならない状態ですから。
仕事から長期間離れて、十分すぎるくらい休むことができれば、充電が100%できるようになるかもしれませんが、生活費を得ることを考えると、それは現実的じゃありません。
雇う側からすれば、難あり社員なのは重々承知しています。休みがち、遅刻しがちでも、仕事を続けられるのなら、仕事をしていたいのです。
それでも、2019年はいろいろ考え方の面で改善を試みた1年でした。
効果があっていい結果につながったことがある反面、やっぱりダメダメな日があって不甲斐なく思うこともありました。
しんどい年ではあったけれど
考え方を修正していくことで、気持ち的に楽になれた面はあります。
けれども、体調の悪さにちょくちょく襲われるのは、気力を奪われてしまいます。
そうでなくても気力の減退が常態化しているのに。
だから、1年を振り返ってみると、しんどかったな、というのが素直な感想です。
ここ何年か、しんどい1年だった、っていつも年末に思ってる気がします。
来年も、しんどい思いはするだろうけど、もうちょっと軽減されればいいなぁ。
しんどい思いは、体調のことばかりでなく、仕事面でもありました。
思考力や発想力も落ちてるし、思考を深めていくことができなくなってきています。
ベストセラーになった「うつ抜け」での表現を借りれば、脳にサランラップをかけられたような感じです。
仕事上で必要な知識をインプットすること、年齢やキャリアに見合ったアウトプットをすること。
サランラップ脳だと、どちらも課題だらけです。
エネルギーがフル充電できるようになるまで治ったら、思考力も戻るのかな。
もう1つ、しんどく感じることがあります。
それは、まわりから「うつと隣り合わせで生きてる人」とは思われていないことです。
つまり、健康な人としてのポテンシャルを求められているのです。
それに応えるためには、等身大の自分の状態ではいられなくて、つねにジャンプしていないといけません。それってカッコつけてしまう癖ですよね。
他者の評価を気にしていることになるんだと思うのですが、どっちかというと、自分をあきらめたくない気持ちのほうが強いのです。
どうしたらいいかな。えーい、それは来年の課題です。
ツイッターが支えになってくれた
このブログを始めるよりも少し前から、ツイッターにうつ用アカウントを開設しました。
はじめは、冬季うつのまっただなかだったので、弱音のはけ口のような使い方だったと思います。
さっきも書きましたが、私、病気の人とは思われていないので(自分でそう見せているのが成功しているとも言えます)、他の場所では弱音を吐くことができないのです。
同じようにメンタルを病んで、四苦八苦して生活しているみなさんがいます。
みなさんのツイートをみて、思わずリプいれてしまったり、励ましあったり、有益な情報をもらったり、心に染み込む言葉に出会ったり。
まるでグループセラピーに参加しているようでした。実際にお会いしたことがないにもかかわらず、こんなに一体感をもてるとは思わなかったです。
この場を通してお礼をいいます。いつもありがとうございます。
このブログのテーマである「うつで同じようなツライ思いをしている人へ」という具体的なユーザー像は、過去の自分だったり、ツイッターでやりとりしている方のことだったりします。
リアルタイムを記録するライフログのツイッターとは時間軸がちょっとずれていますが、どちらもその時々の自分の状態を記録したものです。
5年、10年経ってから、振り返ってみると、自分にとっての貴重な記録になっていたらいいな。
それでは、2020年も引き続き、「ホイッといこう!」をどうぞよろしくお願いいたします。