うつ症状からなんの意欲もわかず、頭もまわらず、ただボォーとしている時間だけが過ぎていく。
一体この先自分はどうなってしまうのだろう。
こんな何もできない自分なんて、生きてる価値ないんじゃないか。
不安と絶望感で、心の中では暗い渦がどんどん膨らんで、自分自身が飲み込まれてしまいそうになる。
ちょっと待って。ほんの数分この記事を読んで、心をニュートラルにしてみませんか。
※ うつの症状は人それぞれ異なります。この記事にある症状は、書いている私自身の場合です。
うつの症状は人さまざま。他人のうつを疑わないで
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あなたがダメなのではなく、うつがそうさせているのです。
ボォーとしている時間に罪悪感を抱いているあなたは、テキパキと物事を片付けていくことに、爽快感とプライドを持っていたような人じゃありませんか。
どうにかなるだろうと思っていたことは、自分がどうにかしないとどうにもならないと頑張ってきた人なんじゃ?
今あなたはこれまでのように立ち回れない自分に、憤りや情けなさを感じているでしょう。 まじめな分、自分で自分を責めてしまっているのではないでしょうか。
あなたの本質は変わっていないのに、脳がギブアップして休みを欲しているのです。
ふだんまったく意識することのない脳の機能が、あなたに助けを求めているのです。
まずは休みましょう。何も考えずに。
今のあなたが思ったように活動できないのは、あなたがダメなのではなく、脳の病気のせいなのです。
できることはきっとあります。
できなくなってしまったことがあまりに多いので、「何もできない」とついつい考えてしまいます。
スペックダウンした自分を認めるのは辛いです。こんなんじゃダメだ!って焦って何かをしようとしても、思ったような成果をだせず、ますます落ち込んでしまうかもしれません。
焦っても、一度うつ状態になってしまった脳は、ゆっくりゆっくり時間をかけないと回復していきません。
そのことだけは覚悟しましょう。医療系サイトでは、3ヶ月から6ヶ月かけて安定した時期になるとも書かれていますが、人によります。その期間が決して誰にとっても適用されるものではないことを受け入れてください。
そこで気づいて欲しいのです。決して「何もできない」わけではないということを。
トイレには行けますよね? 喉が乾いて仕方なかったら、なにか飲むことはできますよね? お風呂に入るのはちょっとハードルが高いかもしれませんが、ネットでこの病気のことを調べたり、ツイッターはやれるかもしれません。
決してバカにしているわけではありません。
そういう日常の小さなことを1つずつ積み重ねて、だんだんできることを増やして行けばいいのです。
直線的にはよくなっていきません。
うつという病気は、風邪のようにある時を境に急に治るというものではありません。
よくなったかな?と思っても次の日はまた起き上がれなかったり、波を繰り返しながら治っていくものです。
だから、焦るのはやめましょう。そういうものなんだってあきらめましょう。
日記をつけるのがいいよ、と言われています。
自分の状態を記録していくことで、どういう時にどういう症状だったのか、自分専用のマニュアルを作るようなつもりでつけていく日記です。ツイッターでもいいかもしれません。
ポイントは必ず自分を褒めてあげること。「〜してよかった」という一言を入れるようにすることのようです。何も褒めるようなことや書くことがない日は、「日記を書き込めてよかった」でもいいそうです。
なんでもない記録であっても、時が経てば、あの頃よりはだいぶできることが増えてきたなって実感できると思います。そうやって、すこしずつ自分を取り戻していけばいい、くらいの気持ちで。
まとめ
- 今は「何もできない」と悲観してしまう状態でも、それはうつという病気のせいです。
- 何もできないわけでなく、小さなできることを少しずつ積み重ねていきましょう。
- 直線的にはよくなっていかない病気です。ゆっくり時間をかけて治していく病気です。
- 自分専用のマニュアルを作るつもりで、日記をつけましょう。経過がやがて自信につながるかもしれません。
この記事を書いている今の自分も、実はうつ症状のまっただなかで、「僕は枯渇してるー!」とツイッターに投稿しちゃう状態ではあります。
焦らないようにね、ゆっくりとね。