うつレポ

うつになると、好きなことに興味がいかなくなる

好きだったことを楽しめない

気分展開に好きなことをやって、リフレッシュしなよ。
お疲れ気味の人がいたら、そういうアドバイスをしちゃいがちですよね。
でもね、うつになると、その好きなことへの興味がなくなってしまうんです。

今日は、うつ病かどうかの判断にもなっている、興味の喪失について書いていきます。

好きなことに興味がいかなくなる

好きなアーティストの曲を聴いたり、お気に入りのゲームをやったり、はたまたテニスやゴルフ、釣り、家庭菜園などなど、「これしてる時が一番幸せ」と思えるような趣味、なにかありますか?

それまで夢中になってやれていたことが、うつになると、パッタリできなくなってしまうのです。
嫌いになったというわけではなく、やろうという気力がまったく起きなくなる、といった方がいいかもしれません。

あんなに好きだったでしょう? 周りの人はよかれと思って勧めてくれてるのに、それができない、楽しめない悲しさ。

趣味ばかりでなく、日常生活ですら、できないことが多くなったりします。
会社へ行くことはもちろん、歯を磨いたり、お弁当を作ったり、お風呂に入ったり。
こんなこともできないのか、私。自分に呆れ、責めてみても、とにかく気力が起きません。

実は、そこまでひどい状態に陥る以前から、気分が抑えられ、心から楽しいと思えることから、長く遠ざかっていませんでしたか。
ずっと低空飛行しているような日々を送っていたのでは? 

興味喪失は、うつ病かどうかの判断になる

僕の場合、精神科の医師に、どこから話をしていいかわからず、体の不調をまず訴えました。つづいて疲れやすいことや、朝起きられないことなど。
そして、出張だったとしても必ず参加していたジムのスタジオレッスンに、出る意欲がなくなったってしまったことを伝えると「うつ病の疑い」を告げられました。

2週間以上気分がふさいで落ち込みから戻れないこと、好きだったことを楽しめなくて、やれなくなること(興味喪失)、このどちらかがあること。それがうつ病と診断するうえでの必要条件となっています。

さらに食欲がない、夜なかなか眠れずふとん中で悶々と過ごすことが多い、本を読もうにも集中できず、同じところばかり読んでいるなどの症状も、うつ病のよくあるケースと言われています。これら症状も診断の判断材料とされています。
疲れがひどく、いろんなことが億劫になり、頑張れない状況にもがくうち、気力をすっかり失ってしまう。そうなる前に、専門医に診てもらってください。我慢は禁物ですよ。

善意の励ましも逆効果に

人と会うことも億劫になります。着替える、髪型を整える、女性の場合はお化粧をするという準備からもう億劫になってしまうのです。やれても時間がやたらかかってしまったりして。

体調の悪さでとにかく寝ていたい時も多いので、ちゃんとその日その時、自分は家を出ることができるのかが不安になってきます。自分を信じることができなくて。
そうなると、人と会う約束自体がプレッシャーになってくるのです。

元気がないなら、飲みに誘って励ましてやろうぜ!という善意が、うつ病患者にとっては、苦痛でしかないのを覚えておいてくださいね。
そんな場にいるテンションがないのです。

電話やラインで、話をただ聴いてあげるというのがいいと思いますよ。ただし絶対に否定したり、疑ったり、意見したりしないようにしてください。

楽しめるということは素晴らしいこと

好きなことがあって、楽しめるというのは、なんて素晴らしいのでしょう。
楽しむという感情を生み出すには、膨大なエネルギーが必要です
エネルギーが枯渇した状態では、なにをするにもいっぱいいっぱい。
省エネルギーモードでできることしかやれなくなります。

うつになると、認知の歪みがおこるため、何を考えてもネガティブな方にしか向かっていきません。
自分は世の中に対してなんの役にも立っていない、生きていても仕方のない人間だと思い込んでしまう傾向があります。

死にたい、この世から消えてしまいたい願望に囚われてしまうこともあります。これが危険なんです、うつの場合。

まずは枯渇したエネルギーを貯めていきましょう。
何もせず、体と脳を休め、しっかりチャージできるのを待ちましょう。
回復していけば、また好きだったものへの興味も戻ってきます。
好きなものをまた楽しむことができるようになります。

以前とまったく同じようになるには、ブランクがあった分、努力と忍耐が必要かもしれません。
今は無理と思っても、ある段階になればできるようになるのです。
思った以上に時間がかかることだけ、理解していましょう。

まずは、好きだったものをまた楽しめるところまでを目指しましょうね。

まとめ

  • それまで夢中になってやれていた好きなことに、興味をもてなくなることがある。
     嫌いになったわけではなく、やる気力が起きなくなる。
  • 趣味ばかりでなく、日常生活ですら、できないことが多くなってきて、自責の念にとらわれやすい。
  • 抑うつ気分とともに、興味の喪失は、うつ病と診断するための必要条件。
  • 食欲がない、夜の不眠、集中力の欠如なども起こりやすい。
  • 人と会うことも億劫になる。会う約束自体がプレッシャーになることも。
  • 好きなことを楽しめるのは素晴らしいこと。それは膨大なエネルギーを使うから、まずは枯渇したエネルギーを貯めるために休みましょう。
  • 何を考えても悪い方向にしか向かわず、生きていても仕方がないと思うようになってしまう。これがうつの危険なこと。
  • しっかり休んで、エネルギーを貯めて、好きだったものをまた楽しめるようになりましょう。

楽しいことがなにもない、好きなことをしていても楽しめないし、する気力がわかない。
うつに限らず、大きな災害にあった方々や、日々の仕事に疲れきっている方も同じかと思います。
どこからがうつという病なのか、専門医の診断に任せるしかないのですが、もしかして自分も…と感じた方は、一度診てもらってください。

ひどい状態が長く続かないためにも。

ABOUT ME
二ゴ
うつ病になったのは10年前。それから復職、再発の休職を繰り返し、気づけばもう50代。元の自分に戻るのではなく、別の新しい自分にならなきゃともがいて生きてる最中ですけど、同じようにシンドイ思いをして生きてる人にむけて、少しでも励みになりたいとブログを始めました。