うつレポ

40代〜60代男性のうつ症状、更年期障害の可能性も

LOH - 40代〜60代男性のうつ 男性更年期障害の可能性も

40代から60代の男性、いわゆる「おっさん」になると、精力減退とともに朝立ちもなく、疲れやすくなり、これが「加齢」ってものなのかと諦めの境地にいたることがありませんか。
さらに、不眠と中途覚醒、朝起きるのが辛い、やる気が起こらないなどの症状が出て、元気がどんどんなくなってきてしまうと、もしかして「うつ病」かも?と疑うことになります。

不安に思って精神科や心療内科の医師に症状を相談すると、案の定うつ病と診断され、抗うつ剤と睡眠改善薬などを処方されます。
精神科の薬は、カラダがなじむまでに副作用が強く出ることもあり、これが辛かったりします。
しかし、副作用がなかなか治らず、症状の改善も一向に現れない場合には、別の薬に変えて様子をみるということも行われます。カラダと症状にあわせて、薬の種類と量をチューニングしていくんですね。

しかし、もしかしたらその症状、うつではなく男性の更年期障害の可能性があったりします。

男性更年期障害の症状

40代〜60代男性のうつ症状、更年期障害の可能性も イメージ

更年期障害というと、女性の閉経前後に訪れるもの、という認識は広く知られていますが、男性にも訪れます。

男性に閉経はありませんが、血液中の男性ホルモン(テストステロン)分泌が急激に減ってしまうことによって、更年期障害が起こります
男性ホルモンは20歳ごろをピークにして、加齢とともにどんどん減少していきます。閉経前後という期間のある女性の更年期障害とは異なり、男性の場合はきちんと対処しなければ、一生続いてしまうことになるのです。こ、こわい。

男性の更年期障害は、うつと症状がすごく似ています。

  • 性欲がなくなる・朝立ちがない・勃起不全(ED)
  • 全身がだるい・疲れやすい
  • 睡眠障害(不眠・中途覚醒・朝の起床がつらい)
  • 不安・イライラ・やる気がおきない
  • のぼせ・発汗・冷え・動悸
  • 物忘れ
  • 頭痛・耳鳴り
  • 頻尿
  • 筋肉量の低下・筋肉や関節の痛み
  • ひげが薄くなるなど体毛の変化

体毛の変化、頻尿、のぼせなどを除けば、ほぼうつの症状と同じですよね。
うつになると、抗うつ剤の副作用もありますが、性欲がまったくなくなる人もいます。カラダのだるさ、睡眠障害、物忘れ、ほぼ寝てばかりの状態になると筋肉量の低下も起きます。

うつと男性更年期障害の違い

うつと更年期障害ってどこが違うのでしょう?
うつは脳の病気とされていますが、男性更年期障害は男性ホルモンの低下が原因です。

血液中の男性ホルモン(遊離テストステロン)値が低い状態を「LOH症候群(加齢男性性腺機能低下症候群)と呼び、男性更年期障害もこれにあたります。

男性ホルモンは、強いストレスを受け続けていると減少してしまいます。40〜50代になって組織の中でも責任あるポジションに就くことが多い男性は、加齢+ストレス増大で、急激な男性ホルモンの減少を起こしてしまうことがあるのです。

さて、症状からは見分けがつきにくい「うつ」と「男性更年期障害」ですが、血液検査で「LOH症候群」かどうかを調べれば、決着がつきます。血液中のテストステロン値を測るんです。

そこで精神科や心療内科で「男性更年期障害かどうかの血液検査をしてください」と申し出たとしましょう。
しかし大きな総合病院でなければ、「その検査は泌尿器科で行なってください」と言われるのがオチです。
「LOH症候群」検査は、泌尿器科メンズヘルス外来の管轄なんですね(どの泌尿器科でも対応というわけではないため事前にWebサイトでチェックしましょう)。
最近では、人間ドッグのオプション検査として受けることもできます(僕はこれで検査しました)。

遊離テストステロンが 8.5pg/ml未満の場合は、男性ホルモンが明らかに低い「LOH症候群」とされ、治療が必要となります。
8.5pg/ml~11.8pg/ml未満の場合は、男性ホルモンが低下傾向にある状態で、黄色信号です。

「LOH症候群」と診断されると、男性ホルモン補充注射や漢方薬による治療が行われます
長らくうつの治療を続けていた人が、劇的に回復したケースも多々あるようです。

男性ホルモン補充注射は、現在日本国内で保険適応なのは注射剤エナント酸テストステロンのみ。
漢方薬は、補中益気湯、八味地黄丸、半夏厚朴湯などが用いられるようです。漢方薬は、効能に体質差が影響するため、素人判断で服用せず、必ず専門の医師からの処方をしてもらってください。

紹介した血液検査のほか、簡易的に男性更年期障害が疑われるかどうかのチェックシートがWeb上にはあります。「AMSスコア」で検索してみてください。結果は参考程度に。

男性更年期障害で、うつでもある場合も多い

40代〜60代男性のうつ症状、更年期障害の可能性も イメージ

男性更年期障害だったとしても、うつ病でもあるという並行状態も多くあります。

この場合は面倒であっても、泌尿器科やメンズヘルス外来と、精神科か心療内科の両方を受診した方がいいようです。
専門分野が分かれており、どちらか一方で十分な治療を行うのは難しいようなのです。
2つの分野の連携治療が必要なんですね。これはセカンド・オピニオンを求めているのとは違って、症状を医師に伝えれば、両方の科にまたがっての治療は嫌な顔されないようです。
科が違うというのは、眼科と整形外科みたいに持分が違うことなんですね。

とはいっても、内科や歯科のような気軽さで、泌尿器科には行きにくいかもしれません。
男性ホルモンの治療というと、男性機能に問題が?という方にばかり注意が向いてしまいがちだから。
それはそれで深刻なんですけど、更年期障害の症状が深刻であるなら、そんなこと躊躇している場合じゃない!と藁をも掴む思いのはずです。
疑いがあるようなら、まずは検査だけでも試してみましょう。

[体験]テストステロン補強計画

実は私自身、50代になってうつ再発をした際、これは男性更年期障害ではないのか?と疑いました。
ずっと抗うつ剤を飲んでいたにもかかわらず、意欲の低下や朝の起床がつらい、カラダがだるいという症状がひどいということは、うつではないのでは?と思ったのです。

なによりテストステロンが十分な人が放つ、根拠なきポジティブさと人としての迫力が自分から抜け落ちちゃったなと。

じゃあ、テストステロンを増やせばいいか!という直球思考からー

  • 「スクワット」を重点的に行った
  • 「テストステロンのサプリを飲む

を行ないました。

それぞれちょっと説明しますね。

スクワットでテストステロン分泌を促す

筋トレを行うことで、テストステロンが分泌されることがわかっています。
テストステロンをより多く分泌させるには、大きな筋肉部位である下半身を鍛えることが効率的。
下半身を鍛える「スクワット」は、「ナチュラル・テストステロン・ブースター」の異名をもつ、テストステロン分泌が促される筋トレです。

自宅で器具がなくとも自分の体重を利用してできる筋トレです。
回数をこなすだけでなく、腰を下ろす深さ、動作のスピードで、負荷を調整することもできます。

週末に行くジムでの専用マシンを使ったトレーニングと平日の自宅スクワットで、一時足の筋肉が増量できました。普通の人よりもちょっと多いくらいでしたが(笑)

テストステロンのサプリを摂る

テストステロンのサプリを購入しようと検索すると、大きく2つの目的のために存在するものだってことが分かります。
筋肉の増強か、精力の増大。

男性更年期障害かもしれないのを不安に思って、という目的は場違いな気がしてしまいます。
テストステロンは、ステロイド・ホルモンの一種です。ステロイドをカラダに採り入れるのには、強い副作用から抵抗があります。
そのため、はじめはテストステロン分泌を促す4つの栄養素(亜鉛、マカ、アルギニン、シトルリン)を含むサプリを飲んでいました。でも正直、効果があるのかないのかわかりませんでした。

意を決して、テストステロン・ブースターと呼ばれるサプリに手を出しました。
おもに次の2つの植物系成分が主成分のサプリをいくつか試したのです。

  • フェヌグリーク種子:
    自然にテストステロンを産生することが認められトレーニングに有用性が実証されている成分
  • トンカットアリ
    男性ホルモンの前駆体である酵素の働きを倍増。新陳代謝をさかんにするマレーシア産のハーブ。

明日起きたらどうなってるだろう?とワクワク・ドキドキしながら飲むのですが、「なんも変わらん」のがほとんど。まぁ、サプリってそういうものですよね。

その中で、1つだけ自分には効果あったものがあったのです。
「バルクスポーツ テストフェン」
フェヌグリーク種子エキスが主成分のサプリです。

バルクスポーツ テストフェンの効果

どんな効果があったのか。睡眠がより深いものになったのです。
僕は睡眠薬を使っているのですが、睡眠薬だけの時よりも、よりぐっすり感があるのです。時々朝立ちもありました(照)
ユーザーレビューを読むと、同じように睡眠に効果があったという書き込みが散見されます。もちろんなんも変わらんという声もあります。体質によるのだと思います。

以降、マルチビタミンサプリとともに、「バルクスポーツ テストフェン」は飲み続けています。
はっきりと効果が実感できたのは最初の2ヶ月ほどで、あとは慣れてしまったのか、効いてる感は希薄です。
それでも飲まずに3週間ほどすると、気分が落ちてくる自覚症状があるので、なにかしら効いているのだと思います。

以前のバージョンは、苦い漢方薬が濃縮されたような錠剤の強い匂いがネックだったのですが、今販売されているものは匂いが改善されています!
(匂いがキツイというレビューは、以前のバージョンのことです)

男性更年期障害検査を受けた結果

採血のイメージ

男性更年期障害を疑って、テストステロン補強計画をはじめてから約3ヶ月後、人間ドッグを受ける機会がありました。その時オプションで男性更年期障害検査を申し込んだのです。やることは採血だけ。さて結果はー

同年代の平均よりちょっと上くらいのテストステロン量。

男性更年期障害ではありませんでした。評価は[A]をいただきました。
元々ある程度テストステロンがあったのか、補強計画の成果で数値がよかったのかは分かりません。補強計画をする前の検査結果がなく、比較ができないので。

この時検査を受けたことで「そうか、これはやっぱりうつの症状だったんだ」ということがはっきりしました。
もし男性更年期障害なら、治る方法があったのにと思うと、ほっとしたというか、がっかりしたというか。
それでもその時は、不安要素が1つ潰せてよかった、と思ったのでした。

ここ2ヶ月ほど、うつの症状が出て、週に1度のジムにも行くことができません。
せめて自宅で自重スクワットをやらないと、と思いつつ、それもできていないのです。
テストステロン量が減ってしまう!
うつの症状も深刻ですが、50を過ぎてテストステロンが減少すると、老化に直結してしまいます。やばいです。
もしかして、今検査を受けたなら、「LOH症候群」つまり男性更年期障害かもしれません…。


ということで今回はうつと男性更年期障害について書いてきました。
なにかお役にたてれば幸いです。

ABOUT ME
二ゴ
うつ病になったのは10年前。それから復職、再発の休職を繰り返し、気づけばもう50代。元の自分に戻るのではなく、別の新しい自分にならなきゃともがいて生きてる最中ですけど、同じようにシンドイ思いをして生きてる人にむけて、少しでも励みになりたいとブログを始めました。