うつレポ

うつが自分のアイデンティティとは認めたくない!

うつが自分のアイデンティティとは認めなくない!

僕は、うつと折り合いをつけつつ、働いています。
うつの症状をオープンにせずに働いている人も、同じような感じだと思います。

冬の期間や、月に何日かは、気力が消失し、体がだるくて活動ができず、横になってるしかない状態になってしまうことがあるのですが、それ以外はふつうに働くことができています。
朝、体調が悪く、目が覚めてから2〜3時間動けない時間があるのは、うつの「日内変動」だから仕方ないと割り切っています。結果遅刻して出社することになるので、引け目は感じてしまうのですが。

そんな、ワケあり就業をしていながらも、本来なら自分の本業に対して、誰にも負けないような専門知識を持っていたいと思っています。
仕事以外の時間は、本業に関する勉強や情報のインプットに使いたいと思ってたりするのです。

しかし現実は、うつのツイッターアカウントを眺めたり、うつについての記事を読んだり、うつのことばかりを考えてたりするんです。それに気づいた時、愕然としてしまいました。

もしかして、うつであることが僕のアイデンティティなのか?

素直には認めたくない考えです。
僕はもっといろんな要素で構成された人間だったはず。でもでも。認めたくはないけど、うつである自分はどう生きていったらいいか、が興味の中心になっているのかもしれない。
それほどまでにうつは大きな存在ってことについては、認めないわけにはいかないようです。

うつが自分のアイデンティティだなんて認めない!

うつになっている自分ってちょっとかっこいい? 実は気に入ってるんじゃないの?

本来の自分のスペックを発揮できないこの状態を、かっこいいなんて微塵も思えないし、もっと早くに自分の生き方を見直すきっかけがあれば、うつになんてなりたくなかったのが本音です。
でも、うつがアイデンティティというと、そういうことになっちゃいますよね。
ちがうちがう、ちがーう。

うつが一番重い状態から回復してくると、自分の症状はどういうものなのか、どういった改善方法があるのか、どんな考え方の変化が必要なのかの情報を貪り食う時期があります。
それなり、この分野に詳しくはなります。

この段階で注意すべきことがあります。気をつけてください。
本に書かれた症状と自分の症状にギャップがあるのはなぜ?を考えすぎると、自覚していないけれど本当はこんな症状もあるのでは?と、一般的な症状に近づこうとしてしまう危険もあります。
うつの症状は人それぞれ。本に書かれている症状が出ていなくても、医師から診断を受けたのなら、それがあなたの「うつ病」なのです。

うつになると、それまで夢中だった趣味に興味がわかなくなってしまう傾向がありますからね。
その反動か、自分のこと、うつのことにのめり込んでいっちゃうんですよ。
それまで自分のことをあまりに知らずに生きてきたことに次々と気づいて愕然としちゃいます。
趣味や仕事への熱中よりも、大きな課題が自分に降りかかります。これまでの考え方、生き方を見直せと。
うつになってしまうような生き方を改めて、別の人生を歩むようにならないと。

学びも良くなってからの方が頭に入るよ

ここからは生き方の模索となります。
考え方の修正のため、心理学を学ぶ人もいるでしょう。他の患者の言葉に耳を傾ける人もいますよね。なかには宗教にすがる人もいるかもしれません。
病気に関連する本をひたすた読むことが多いようですけどね。かくいう私もそうでした。

しかし残念ながら、うつがまだ良くなっていない状態での読書は、頭の中に残らないです。
いろいろ図書館で借りて読んだなぁという漠然とした記憶はあっても、具体的に読んだ本から何を学んだかをはっきり覚えていないのです。

大丈夫。焦らなくても。
もっと良くなって、再発しないためにどうしたらいい?というための読書であれば、もうちょっと頭に入ってくるようになります。

うつが自分のアイデンティティだなんて思いたくない。
ともに生きていくための情報として必要なだけなんだ。
うつ以外のアイデンティティを確立できたなら、きっともっと楽になれるはず。

うつ以外に夢中になれるものを模索する

熱中してる趣味がある人は、うつになりにくい、という傾向があるようです。

すでにうつになって、趣味に興味がなくなってしまった状態では、新たに熱中するものを探すのは難しいかと思います。
そもそもうつになってしまったってことは、それまであった趣味って、実は熱中してなかったのかな?と寂しい気持ちになってしまいます。
結局、うつを病んでしまうと、日々仕事や生活するという日常を普通に乗り切ることで、いっぱいいっぱいになっちゃいます。疲れ切って、趣味まで手を伸ばす心の余裕がない状態でしょうから。

ネガティブな考えにどうしても流れていってしまいがちなので、ポジティブな解釈に変換しましょう、物事考え方次第!とよく書かれていますよね。
ただしネガティブな人が無理やりポジティブなことを考えると、歪んだ方向に向かってしまいがちです。
一気に反対の考えに向かうのではなく、今考えることに+1だけいい方向の可能性を加えていくなど、段階的な訓練が必要かもしれません。何事も焦って一気にやるのは禁物です。

自分でやってみたい、と心に浮かんだシャボン玉のような思いをすくい上げ、自分を傷つけることでなければ、やってみるといいと思います
自分勝手だ、社会を舐めてると批判が上がっても、あくまでよくなった状態への途中経過ですから、自分の心の声に素直に従っていいと思っています。
うつ以外に夢中になれるものを手に入れるため、小さな小さなステップを積んでいけばいい。
それは心理学や福祉の勉強かもしれないし、筋トレかもしれないし、田舎での隠居生活かもしれない。
脈略がなくても、ずっと先にあるあるものの伏線かもしれないし、そうでないかもしれない。現時点ではわからないけれども。

表と裏のバランスがよくなればいいな

うつのことばかり考え続けていたら、いつまで経ってもうつがよくなっていかないと思います。
嫌いな人のことをついつい考えちゃうのと同じようにね。スルーする能力を高めるべきなのに。

理想としては、本業のプロとしての柱がしっかりとできて、オンオフを切り替える趣味を持ち、うつについては、生き方の自己管理方法として身につけておける状態になれたらいいと思います。
うつが自分のアイデンティティだなんて認めてやるか!という思いで、うつ以外の自分の軸を強固にしていきたいです。

もしも可能なら、うつである自分を一旦切り離して、SNSの裏アカウントのように、存在はしているけど、表には見せない部分として、うまいこと住み分けと共存ができればいいなと思っています。

最後に、もう一回言います。うつが自分のアイデンティティだなんて認めない!

ABOUT ME
二ゴ
うつ病になったのは10年前。それから復職、再発の休職を繰り返し、気づけばもう50代。元の自分に戻るのではなく、別の新しい自分にならなきゃともがいて生きてる最中ですけど、同じようにシンドイ思いをして生きてる人にむけて、少しでも励みになりたいとブログを始めました。