うつレポ

自分を責めてしまう時の解決方法は、まず自分を許すこと

自分を責めてしまう時の解決方法は、まず自分を許すこと

うつを経験している人が、ツイッター上で同じような境遇で弱っている人の投稿に、やさしい言葉や励ましを送っています。
反面、自分が体調悪く会社を休んでしまったり、ダメな時には、厳しい言葉で自戒していたりします。

僕のタイムラインではよく見る光景。
自分に厳しく、人にやさしい。
(無理解な世の中には反発しちゃうけど)

自分に余裕があるわけではないのに、苦しさが分かってしまうから、他人にやさしくできる。
でも自分自身にはどうしても自責の念がわいてしまう。

自分を責めてしまうことも、うつ症状の一つだと分かっていながら。

今日は、自分にもやさしくしようって話を書いていきます。

自分に厳しい人って本当は…

自分に厳しい人というのは、ストイックで、かっこよく思えます。
自分が志す目標に向かって、自分を甘やかさない人という感じ。修行僧のイメージです。

けれども自分に厳しい人は、他人にも自分と同じ厳しさを求めてしまい、寛容さが足りないというのはよくあること。

そういう人には緊張感が漂っていて、ヘタに接したら色々ダメ出しされそうで怖いです。

近寄りがたい人。他人に寛容でない自分に厳しい人というのは、実は色々問題を抱えているのかもしれません。

認知の仕方が偏っているとか。
自分ががんばって積み重ねてきたことと、できなかったことをフラットに捉えることができない。
できなかったことだけをクローズアップしてしまい、自分を責めてしまう。
できてることはたくさんあるのに。完璧主義者に多い考え方です。
そういう人って、できる人なのに自己評価が低かったりします。

逆に自己評価が高すぎな場合もありますよね。
自分はできる人だという基本スタンスがあって、ミスや失敗をしてしまう自分の未熟さを受け入れることができず、自分にダメ出しすることで本来はできることを正当化させている可能性もあります。

どちらも「己を知る」ことで、身の丈にあった努力にしていくことができそうです。

人にやさしく、自分にもやさしく

他人にやさしくできるのは、しっかりとした自分を持ち、余裕のある人ができること。また好意を持たれていることの証にもなります。
だからやさしくしてくれる人には惹かれるし、尊敬や信頼を置くようになってきます。

そのことを利用して詐欺もできてしまうけれど、余裕があるかないかって部分は、その人自身が自分を許せているという安定感から感じ取れるものなので、大切な要素なのかと思います。

冒頭に紹介したうつを経験した人のツイッター上での支え合いは、「共感」という部分に根付いていますが、やはりちょっとでも余裕がある人のやさしさは、ギリギリで苦しんでいる人のよりも、ほんのりあったかい感じがします。体温を感じるような気がするのです。

きちんと自分を許せている人から発する余裕感。
自分に厳しくあっても、自分を許し、人にやさしくできるには、どうしたらいいでしょう。

ここで私が取り入れている方法を紹介します。
ヒントをくれたのは、公認心理師:堀口寿人さんのブログです。

ざっとまとめてみると…

自分を許せない人は、自分に対して怒りを向けており、それはなんらかの気配を周囲にもふりまいています。だから自分を許せないという状態になったら、声に出して「私を許します」というといい。感情に変化がないのなら、何度でも自分を許すと言い続けることが大切。

これ、効き目あります!

自分で自分を許す

過去の行いや、本意でない言動をとってしまったことを、いつまでも引きずるのではなく、「私を許します」と言うことで終止符をうち、その次の自分を生きていく。

私はこの方法で日々救われています。

「許し」や「救い」というと、キリスト教的な世界観を感じてしまうかもしれませんね。人に許しを与えられるのは「神」くらいだろうと。
他人が自分にしたことへの怒りを解放し、その他人を許すということがどれほど難しいか、を想像すると、自分を許すというのは、思った以上の決意が与えたことになります。

許し・赦し・聴し (読み)ゆるし

  1. 許可すること。承知すること。認可。 「親の-を得る」
  2. 罪や過失などをゆるすこと。大目にみてとがめないこと。容赦。 「 -を請う」
  3. 茶の湯・生け花などの芸道で、師匠が弟子にその道の奥義を授けること。 「 -を取る」 「奥-」

(大辞林 第三版から引用)

ただし、自分を許しさえすれば、何してもいいというワケではないことはご承知の通り。犯罪の言い訳になってしまってはいけません。
あくまで、自分の心の状態をコントロールするためのライフハックとしての考え方です。

自分を許す、実践の方法

「私を許します」を口に出して言う。

家族と一緒に住んでいると、口に出して言うタイミングが掴めないし、勇気がいると思います。躊躇しているうちに、イライラや落ち込みの程度が進んで、忘れてしまうかもしれません。

「私を許します」は、頭の中で念じるだけでも効果はあります。

念仏を唱えるような早口ではなく、ゆっくり発しましょう。
何度もくりかえしましょう。
その時、許しを与える相手が自分であることを認識しやすくするように、鏡の前で自分の目をしっかり見つめ、手を胸のあたりに置くのがいいと思います。

自分を許してばかりいるのは、自分を甘やかすことになるんじゃない?と一般人は感じるかもしれません。
でも、うつ状態の場合は、積極的に採り入れるべきと思います。
自分で自分をコントロールできずにふがいなく思っている自分を、どうやって受け入れたらいいといえば、たぶん、自分くらい自分を許してやらなきゃ、一体誰が許してくれるよ?ってくらい深刻なのだから。

まとめ

  • 自分に厳しい人はストイックでかっこよくは見える。
  • けれど自分に厳しいということは、認知に歪みがあって、自己評価の低い人や高すぎる人の自己正当化手段かもしれない。
  • しっかりした自分を持ち、余裕のある人が、他人にもやさしくできる。余裕があること=自分を許せている人が大切。
  • 「私を許します」と声に出すことで、心の安定をもたらすことができる。ただし犯罪の言い訳にしてはダメ。
  • 「私を許します」は頭で念じるだけでもOK。
    ゆっくり発して、何度も繰り返す。鏡の前で自分の目を見つめ、胸に手を置くといい。
  • うつ状態の時、今の状態を自分で受け入れるためにも「自分を許す」ことを実践した方がいい。

自分に許しを与えることは、心理カウンセリングの「手法」として確立されています。
手法であっても、知っているのと知らないのとでは、生きやすさに差が出てきそうですよね。

自己肯定感をもって、他人にやさしく接していきたいです。
(ただし、求められてもいないのに深追いをして、余計なお世話を押し付けるのはダメですよ)

ABOUT ME
二ゴ
うつ病になったのは10年前。それから復職、再発の休職を繰り返し、気づけばもう50代。元の自分に戻るのではなく、別の新しい自分にならなきゃともがいて生きてる最中ですけど、同じようにシンドイ思いをして生きてる人にむけて、少しでも励みになりたいとブログを始めました。